CO₂排出量の削減に向けた取り組みとして、精機第一工場（佐久市根々井 49-3）の屋上に太陽光発電設備を設置し、5月下旬より精機第一工場への給電を開始します。
太陽光発電設備が5月下旬から稼働する精機第一工場
精機第一工場へ導入した設備は太陽光パネルが780枚で、総パネル面積は2,015平方メートル。発電設備のパネル容量は429kW、発電見込み量は470MWh／年。これは精機第一工場における消費電力の10%に相当します。これによりCO₂排出量は年間で約182トン削減される見込みで、大きく成長したスギ20,000本分以上のCO₂吸収量に相当します。
5月下旬から精機第一工場の太陽光発電設備が稼働することで、樫山工業全体のエネルギー自給率はこれまでの4.9％から9.4％に向上します。これは社会的課題である電力需給のひっ迫の軽減につながります。
すでに本社第二工場（佐久市横和 1-1）の屋上では、2018年の竣工当初から発電量506MWh／年の太陽光発電設備が稼働しています。本社第二工場ではさらに、2023年に増築した新棟への太陽光発電設備の導入も進めています。こちらは発電見込み量220MWh／年で、既設の設備と合わせると726MWh／年。これは本社第二工場における消費電力の26.5％に相当します。本社第二工場へ新たに導入した発電設備の稼働は、2024年6月開始を予定しています。
新設された太陽光発電設備が6月から稼働する本社第二工場
この取り組みにより、2024年6月以降の樫山工業全体のエネルギー自給率は11.5％となります。
■樫山工業株式会社 代表取締役社長 樫山 彰史コメント
「精機第一工場への太陽光発電設備導入、大変嬉しく思います。同工場ではドライ真空ポンプの主要部品を加工・生産しており、この設備を活用し、エネルギー自給率の向上と生産性向上に励んでまいります」
当社はドライ真空ポンプを通じて、お客様の役に立つ製品・サービスの提供をし、お客様満足向上を目指すと共に、環境を配慮した製品開発、省資源、省エネ、廃棄物の削減とリサイクルなどを考慮した活動を行い、環境汚染の予防に努めます。